メーカー | NIEMEYER(中国メーカー) |
品番 | 114RP |
製造年数 | 2006年頃 |
ペダル数 | 3本 |
寸法 | 幅149cm 高さ115cm 奥行57cm |
付属品 | 椅子・インシュレーター |
価格 | 396,000円(税込) |
品質保証 | 3年 |
名前 | 祈り・Pray |
木目に有田焼の磁器タイルを装飾した美しいピアノです。
十字架をモチーフにしたこのタイルは、長崎の教会(黒島天主堂)の祭壇の床に敷かれている有田焼のタイルのレプリカです。
信仰の証として゛祈り″と名付けました。
佐賀県有田町の肥前有田 花伝造の「染付十字唐草文レプリカ」について。
明治の近代化は信仰の自由をもたらしました。隠れキリシタンの島々で教会建設が相次ぎましたが、とりわけ黒島教会と有田焼の近代化に苦闘する秘話があったことはあまり知られていません。タイルの図案を携えてフランス人、マルマン神父と島民の代表はタイル製造に先鞭をつけた松尾窯をはるばる訪ねて来られたのは竣工する2年前でした。近代技術を応用し実用化の途上にあった石炭窯で、タイルを平らに製造することは困難を極めました。量産化に成算はなかったのですが、江戸期から続く窯元の当主である松尾徳助(花伝造 社長の祖先)はその名誉のためにも焼き上げねばならぬと承諾したのでした。製品は夥しい失敗を重ねながらも、祭壇を飾る千八百枚のタイルは約束通り納品されました。子孫である製造元の「花伝」は時代の光と影の背景に想いを馳せ、レプリカを製造しました。ひたむきな人々の思いが時空を超えて後世に伝わることができればと願うものです。 花伝造「染付十字唐草文レプリカについて」引用